2011年7月31日日曜日

Division

私は君のために 選択肢を与えた
私は君に より長い夏休みを許した
ところが君が 覚えたことといえば
皮肉に満ちた歌詞のかずかずと
屈託のない笑いではなく 皮肉な笑い声だけ

商店街がそばにあるのにバスに乗ってショッピングモールに行く
ぼんやりする時間は必要だが
ぼんやりしすぎるのは危険だと
学ばずにきたら どうなるか
安直な世過ぎを 阻むものが多すぎたのか
君にとっての悪が
相対的な意味があるなどと 勘違いして
時は過ぎゆき 君は苦しむ
生理なのか 記憶なのか
越え難い河が 繊細な小川だとようやく気づく

普通に感じ 普通に優しくあれば
そんなに芝居じみた世界だと思わずにすんで
人形のように感じ ロボットのような動きの
その不自然さに気づく

商店街に戻り 店主と食材について話せ
自分を 自分の外側から見るな
試食して ここにたどりついた意味と
自分の食感を感じろ

君の前に流れているのは 渡れない大河じゃない
それは 子どもが水浴びする小川に過ぎない
定義なんて仰々しい
支援なんてばかばかしい
お互いさまだと気づくのに
あと何十年かかるというのか

より長い夏休みの後に
その後に

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