2011年1月4日火曜日

おみくじ 大吉

照りつづく 日かげ なやみし 小山田に うれしく そそぐ 夕立の雨

枯れ果てた田の苗も夕立雨に逢いて 再び生き返り秋の収穫(とりいれ)も心配に及ばず安心できる運なれども 何事も正直にして他人を恨まず 仕事大事とはげみなさい

 はい(汗)。大吉ですが、2年連続です。この2~3年は世事不況ですので、大吉を増やしてるのかな?とか邪推は止めましょう。私の悪い癖です。この年齢になると、そういう発想は野暮を通り越して嫌味になるなぁとやっと少し思い始めています。

 映画で『ヤング@ハート』という、とても素敵でグッとくる映画があります。平均年齢80歳のコーラスグループ。ですが、年相応の歌を歌うわけではありません。リーダーの意向で、いまの世代が聞くロック、それもホンモノのパンクロックや、バリバリ、ジェームス・ブラウンのようなファンク・ソウルも唄います。


 その彼らのドキュメンタリーなのですが、20代や30代、場合によれば40代がロックを同世代として「イエイ!」などとステージ上でボディアクションで観衆のノリに応えるとだんだん「恥ずかしい」感じがしてくる年になってしまったな、と思ったのですが、このおじいさんたち、おばあさんたちが、その若い世代の歌を歌って観衆のリアクションに応える姿はかえってスッキリ胸に収まります。何故だろう?

 歌詞がまた、独特に深みを増すんですね。おそらくロックミュージシャンは将来や、同世代よりは少し醒めて意識的に老いた観点から運命的な事を唄ったりするわけでしょうが、その歌詞が同世代よりも逆に自然に腑に落ちるのは、加齢を加えていろいろな体験や肉体的なやつれとともにリアリティが歌詞に宿るからなのでしょうね。

 何よりこのメンバーたち、とにかくみんな明るい!身近となってきた運命すら受け入れようとするその姿勢。頭が下がります。この映画は笑って感動があります。歌が好きな人はぜひDVDのレンタルでみてちょ。



Fix You- http://www.youtube.com/watch?v=W_n0zvoHlVk&feature=related

映画好きの2人 2008年座談会8 『ヤング@ハート』

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