2010年7月14日水曜日

社会的事業就業コースが終わって。

 6週間に渡る社会的事業(NPO、ソーシャルビジネス等)に係る就業希望訓練が先週末で終わりました。そこで得たもの、課題などの具体的な内容は以下に譲るとして、30人のメンバー全員がすべてが無事全員卒業しました。その中では今まで営利企業で普通に営業マンをやっていて、どうも営利企業での働き方に納得がいかない、NPOといわれても良く分からないが、非営利事業という言葉に惹かれて受講したという人、初めからきわめて問題意識が高い人、ニート・フリーター系の人、さまざまでした。
 おじさんはひきこもり代表というわけです。いや、別に宣言したわけじゃありませんが(苦笑)。ただ、NPOとなったレターポストフレンドの紹介は最終日にさせてもらいました。どれだけの人に記憶されたかは疑問ですが。

 今日は市の臨時職員募集、春に続いて初夏の第二弾。今回は国勢調査に関する事務職員募集、55名です。受付にいったらば、まあ長蛇の列。就職戦線の厳しさを春に続いてまたひしひしと身に迫ります。ただ、今回は見たところ女性が7割くらい。男性は割と年配の人が多い。女性のほうが意外にも今の就職戦線は厳しいのか?それこそ仕事があればその種の調査に係わってみたいものです。聞き取り調査とか。ないものですかね~。基金訓練も落ちまくった昨年の冬から今年の冬までの身に染みる寒さを知っている身の人間にやらしてもらえないものかなぁ。
 春は春でまた、たしか100何十人のところに10倍くらいの応募があったんだよね。雇用問題は深刻。

 おじさん自身を振り返ると、仕事をしないといけないとしぶしぶ自覚が高まった30代に二つの課題がありました。一つはまず入職できるかどうかの戦い。もう一つは入職できたら今度は入職先で仕事が継続できるのか?の戦いです。
 この時期、職場は清掃現場で4箇所くらい変わってますね。朝と夜の清掃ダブルワークをしてた時期もありました。社会福祉士の勉強してたときですね。仕事自体は30代だしまだ今より元気だったので、その日その日のやりがいはありましたが、やはり清掃の現場特有の庶民おばさん中心の難しさをしみじみ実感させられるばかりで、余りにも直截な心の中に踏み込む態度の人と人事管理の問題に最終局面でぶつかり、一箇所で続けることは無理でした。清掃の仕事は人事管理が大きな課題でそこがクリアできれば精神健康上もいいんですけどね。ただ、ルーティーンワークが多く、どうしても自分の頭で考え、クリエイティヴな要素はないから、そこで結局人間関係や、人間の感情問題がストレートに露見していき、伝染していくんですよね。

 40代になり、職業訓練も含め、やっと社会保険労務士資格を生かして国民年金関係の仕事に就いて安定するはずでしたが、そこで自分でぶち壊し。本当に自分自身を疑いましたね。

 上記の話に戻りますが、いまの競争社会では別に「NPO」など名乗らなくとも、却って会計上「利益」を持ってはいけないNPO法上の法人では雇用を拡大できない要素が多いわけで、社会の格段・各層においてNPOが多様に誕生しないと雇用は増えようがないと思います。そこが自分でもNPOに可能性を強く感じつつ、悩ましく思うところでした。
 NPO的なものが「未来の可能性がある仕事」だと学んで実感しても、それが「直近的な未来」なのか「まだ見えない遠そうな未来」なのかは見通しがつきません。
 少なくとも、鳩山元首相の退陣により、現在砂漠のオアシスは蜃気楼のように遠のいた気がします。

 個人商店のような小商いが成り立つ時代はとっくに終わりましたが、私はNPOやソーシャルビジネスは生活ニーズに対応する「小商い」的な世界の復権、という角度でも見ています。しかし、このカネがカネを生む競争社会では小商いはあっという間に潰される運命にあります。

 オルタナティヴな働き方に注目する人たちはさきがけかもしれませんが、確実に増えている気がしています。この潮流はチャンスなので、世界を覆うゲームのルールに潰えないよう、ただ祈るのみです。

 日常話からずれました。(汗)。今週は土曜日のエクセル検定を前に「やばい!」という思いに満ちてそこに入れ込んでいます。これも現代的な病に冒されている自分の姿を半面に見つつ、ですけれども。

 最後に、私が学校?で学んだことの最終レポートをここに転載して本日は終わります。

 修了レポート

0 件のコメント:

コメントを投稿