2010年3月12日金曜日

ご近所先生プレゼン終了

ちえりあにて「ご近所先生」の申し込み企画書を提出して教えたい内容のプレゼン終了しました。
やはり面接というか、面談というものはですね。言葉は悪いけれども相手のフォーマットに則って想定問答に答えるよりも、自分が立てた企画で伝えたい内容を話すほうが自分のフィールドに持っていけるので、余程気持ちが良いものです(苦笑)。

まぁ、対応してくださった職員さんが若い方で、「労働社会保険」について講師したいといっても、最初はいま一つピンと来なかった様子。やはり関心が向きにくいのかな。ただ、非正規社員が全労働者の38%、全体の約3分の1、そして20代に至っては男女ともに半数近くが非正規労働者です、そのような人は登録派遣やWワークで社会保険未加入の可能性も高い、という情報をお伝えすると真剣にうなづいて聴いてくれました。対応してくれる人はベテランのほうが良かったかなと最初思いましたが、正社員になるのが難しい世の中である、という角度からデーターを伝えるとむしろ若い人のほうが実感として響くものがあるかも、と思い返しました。

ところでこの「ご近所先生」企画も秋の講師60名のところ、120名くらいの応募があるそうで、こちらも2倍。やはりリタイア層で社会参加したい人が増えているのもあるだろうし、かつご近所先生は基本、文化分野で趣味の深堀りの要素が強くて座学よりも何かを作るのを教えたり、パソコンを教えたりというのが多いようだけど、昨今の社会事情を考えるとおじさんが考えているのと同じような時事・社会問題について教えたい人が増え始めているかもしれません。(元々「時事・社会問題」分野は講座自体が少ない。つまりその方面の講師希望者が今までは少なかったようです)。

以下、企画書に書いた内容を転記します。(活字は字の汚さを隠せていいものですなw)

 ・働く人たちに関する法律を学ぼう!(仮題)
 「労働者の働きかたのかたちが大きく変化している時代です。08年の統計では全労働者の34%が非正規社員であり、今や三人に一人が不安定雇用の時代です。日本社会を安定させていた新卒一括採用・終身雇用制度が立ち行かなくなりつつあるいま、派遣労働やパート、契約社員など「新しい労働のかたち」で働く人の側に添いながら、労働法(労働基準法、派遣法、雇用保険法、労災法など)や社会保険法(健康保険法、国民健康保険法、国民年金法、厚生年金保険法など)について関心度の高いポイントにフォーカスをあててお伝えしたいと思います。働く人たちを守る法律に興味を持っていただける内容にしたいと思います。
 例えば派遣やパートでの働き方のコツや問題点。育児休業や介護休業について。労働契約をする際の法律について、など。また、長期不況に伴い長期の失業状態にある人やいわゆるニート、引きこもりと呼ばれる人の「居場所」についても問題提起できればと思います。」

 結局、想いは今後の社会環境の変化をどうとらえ、それに併せてどのような新しい社会的仕組みが考えられえるか。聞き手の方々と思い巡らす機会となれば望外な幸せかな、と思うのです。
 秋にはまた法令は変わっているかもしれません。また、そもそも2倍ですから自分が選択されるかもわからないわけですが。アピールしてみる中で、また一つ自分の中で問題として抱えてみる良い機会になったかな、と。本当はもう少しあの場で話したかったくらいで(苦笑)。それでもなんだかんだで30分くらい話しあいました。

 結果は4月10日に分かりますが、6月にまた講師募集が出ますので、近郊にて関心のある方はその時にぜひ説明会に参加されては如何?

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